ブログ一覧へ
文例

支援目標の書き方・文例30選|障害者の長期目標・短期目標の例【サービス等利用計画】

サービス等利用計画の長期目標・短期目標・支援目標の書き分けと、モニタリングで達成度を判定できる目標の立て方、障害種別×ライフステージ別のコピペ可能な文例30選。目標欄で手が止まる相談支援専門員向けに整理しました。

半年後のモニタリングで、達成度の欄が埋まらない——原因の多くは、いま書いている目標欄にあります。「体調を安定させ、自分らしい生活を送る」という目標は、半年後に達成したかどうか誰にも判定できません。目標欄は、書いた瞬間ではなくモニタリングのときに真価が問われる欄です。

この記事では、サービス等利用計画の長期目標・短期目標・支援目標の書き分け → 判定できる目標の「型」→ NG例と直し方 → 障害種別×ライフステージ別の文例30選を、この順で用意しました。方針欄の書き方は「総合的な援助の方針」の文例50選に、達成度を評価する側の書き方はモニタリング報告書の書き方・文例40選にまとめているので、この記事は目標欄に絞ります。

文例へすぐ飛びたい人は、ここから種別ごとに移動できます。

計画書の目標欄を利用者と一緒に考える相談支援専門員

まず様式の構造——「目標」は3つの欄に分かれている

サービス等利用計画の様式例(様式2-1)で「目標」にあたる欄は1つではありません。上段に長期目標・短期目標、優先順位ごとの表の中に支援目標・達成時期があり、それぞれ役割が違います。ここを混同すると、どの欄にも同じ文を書く計画になります。

欄 主語 書くこと
長期目標 本人 総合的な援助の方針をふまえ、短期目標を積み上げた先に本人が到達する状態
短期目標 本人 長期目標に向かう段階的で具体的な目標。達成したか判定できる粒度で
支援目標 支援側 解決すべき課題(本人のニーズ)を支援者の立場から捉えなおした、課題ごとの目標
達成時期 — 支援目標ごとに、段階的に達成できる時期(省令上は「期間」ではなく「時期」)

厚生労働省の推進事業で作成された相談支援の実務テキスト、サービス等利用計画作成サポートブック(日本相談支援専門員協会)は、長期・短期目標について「支援者側の目標を設定したり、サービス内容を目標に設定しない」と明記しています。つまり長期・短期欄の主語は本人、支援目標欄の主語は支援チームです。この主語の切り替えが、目標欄を書き分ける最大のポイントになります。

主語で書き分ける——長期目標・短期目標は本人が主語、支援目標は支援側が主語

期間について、様式例や省令は年数を固定していません。同サポートブックが示す目安は「長期目標は半年から1年をめど」「短期目標はモニタリング頻度も視野に入れ、直近から3か月までをめど」です。介護保険のケアプランで慣習的に言われる「長期1年・短期3〜6か月」とは微妙に違うので、障害福祉では短期目標の達成時期を次のモニタリング時期に合わせると実務が回ります。自治体の手引きに目安がある場合はそちらが優先です。

目標の書き方の「型」——判定できる粒度に落とす

主語は本人——「支援する」「させる」は目標にならない

長期・短期目標は、本人と家族が読んで「自分の目標だ」と思える文であることが第一条件です。「服薬管理を支援する」は支援者の行動計画であって本人の目標ではありません。「服薬カレンダーを使って、飲み忘れが月◯回以内になっている」と、本人がどうなっているかで書きます。支援側の動きは支援目標欄と福祉サービス等欄に書けば、消えません。

「いつまでに・どの場面で・何をしているか」で言い切る

判定できる目標かどうかは、半年後のモニタリングで達成・未達成を◯×で言えるかでテストできます。◯×が付けられない目標には、次の3つのどれかが欠けています。

  1. 数字——「週◯日」「月◯回」「◯分間」。頻度のない目標は増減が測れない
  2. 場面——「どこで」「誰と」。「コミュニケーションが取れる」ではなく「朝の会で」「ヘルパーと」
  3. 行動・状態——本人が何をしているか。「意欲が高まる」ではなく「自分から作業席に向かう」

なお、方針欄でよく使う「〜を目指す」は目標欄では不要です。目標欄は到達した状態そのものを「〜できるようになる」「〜が続いている」と言い切ります。方針が矢印なら、目標は矢印の先の一点です。

短期目標は長期目標への「階段」にする

サポートブックは、長期目標を「短期目標を一つずつ解決した積み上げの結果として実現できる目標」と定義しています。つまり短期目標は長期目標の縮小コピーではなく、そこへ登る最初の一段です。「一人でバスに乗って通所する」が長期なら、短期は「同行者と一緒に週◯回バスに乗る」。長期と短期に同じ文を書いてしまうときは、階段の一段目を刻めていないサインです。


NG例と直し方(3組)

NG1|サービスを利用すること自体が目標になっている

❌ 長期目標「生活介護に通所する」——通所は手段であって、到達したい生活ではありません。サポートブックも「サービス内容を目標に設定しない」としています。

✅「生活介護で好きな創作活動に週◯日参加し、昼夜逆転のない生活リズムが整っている。」

サービス名を消しても意味が通る文になっているかを確認します。

NG2|達成したか判定できない

❌ 長期目標「体調を安定させ、自分らしい生活を送る」——「安定」「自分らしい」の基準がなく、モニタリングで◯×が付けられません。

✅「体調を崩して連続で休む週がなく、週◯日の通所が3か月続いている。」

抽象語を、続いてほしい事実(数字・場面・行動)に置き換えます。

NG3|主語が支援者に転倒している

❌ 短期目標「服薬管理を支援し、生活リズムを改善させる」——主語が支援者で、本人が「されるだけ」の文になっています。

✅「訪問看護と一緒にセットした服薬カレンダーを使って、飲み忘れなく1週間分の薬を管理する。」

支援を受けることは書いてかまいません。ただし文の主語、つまり動く人は本人にします。


文例を種別ごとに30例、長期目標・短期目標のセットで並べます。太字の設定は参考にとどめ、頻度(週◯日・月◯回)・場面・本人の言葉は必ず目の前の利用者のものに置き換えて使ってください。到達水準は一例です。意向欄・方針欄まで含めた全体の記入例はサービス等利用計画の書き方・文例100事例を参照してください。

支援目標・長期目標・短期目標の文例30選(障害種別×ライフステージ別)

知的障害の文例(6例)

例01|知的(中度)・特別支援学校卒業後・就労継続支援B型

長期目標:働く生活のリズムが身につき、週◯日のB型通所を1年間続けられている。 短期目標:送迎とスタッフの声かけを利用して、まず週◯日の通所を◯か月続ける。

例02|知的(軽度)・グループホーム・B型・金銭管理

長期目標:工賃と手当の範囲で1週間のやりくりを自分で行い、月末にお金が足りなくなる月がなくなっている。 短期目標:週ごとに小分けした金額で買い物をし、毎週金曜に残額と1週間の使い方をスタッフと一緒に振り返る。

例03|例02と同じケースの1年後・サテライト型GH・一人暮らし準備

長期目標:グループホームを出てアパートで暮らし始め、家賃・光熱費の支払いと日々の家事を自分で回せるようになる。 短期目標:サテライト型の居室で、ごみ出し・洗濯・週◯回の自炊を1人で行う。

例04|知的(重度)・家族同居・生活介護・意思表出

長期目標:本人なりの伝え方(身振り・絵カード)で「やりたい」「やりたくない」を支援者に伝えられる場面が増えている。 短期目標:生活介護の朝の会で、絵カードを指さしてその日の活動を自分で選ぶ。

例05|知的(軽度)・一般就労・就労定着支援

長期目標:困りごとを職場の担当者か定着支援員に自分から相談しながら、今の職場での勤務を続けている。 短期目標:月◯回の面談で、その月に困ったことを1つ言葉にして伝える。

例06|知的(中度)・高齢の親と同居・親亡き後の準備

長期目標:月◯回の短期入所を利用し、自宅以外の場所でも泊まりを含めて落ち着いて過ごせるようになっている。 短期目標:日中一時支援で夕方まで過ごす経験を重ね、なじみの職員と夕食をとれる日を増やす。

精神障害の文例(6例)

例07|精神(うつ)・家族同居・復職後・就労定着支援

長期目標:疲労のサインに自分で気づいて休みを取りながら、復職した部署での勤務を1年間続けられている。 短期目標:残業をせずに退社する日を守り、睡眠時間の記録を月◯回の面談で定着支援員と振り返る。

例08|精神(統合失調症)・退院後・グループホーム

長期目標:グループホームでの生活に慣れ、服薬と通院を続けながら日中の活動先に週◯日通う生活が定着している。 短期目標:訪問看護と一緒にセットした服薬カレンダーで、飲み忘れなく1週間分の薬を管理する。

例09|精神(統合失調症)・独居・不調サインの発信

長期目標:「眠れない」「食欲がない」などの不調のサインを、悪化する前に自分から支援者に電話で伝えられる。 短期目標:体調メモを毎日1行つけ、週◯回の訪問看護で一緒に見返す。

例10|精神(双極性障害)・家族同居・就労継続支援B型

長期目標:気分の波と付き合いながら、B型への通所を月単位で途切れさせずに続けている。 短期目標:調子が良い時期に作業を増やしすぎないよう、スタッフと決めた作業量の上限を守る。

例11|精神(うつ・回復期)・独居・就労移行支援

長期目標:自分の得意・苦手と必要な配慮を文章にまとめ、配慮を伝えたうえで企業実習に参加する。 短期目標:週◯日の通所を◯か月続け、模擬作業で集中が続く時間帯を記録する。

例12|精神(長期のひきこもり傾向)・家族同居・地域活動支援センター

長期目標:週◯回、家族以外の人がいる場所で午後を過ごし、「また行きたい」と思える居場所ができている。 短期目標:月◯回、相談支援専門員の同行で地域活動支援センターに顔を出し、30分過ごして帰る。

発達障害の文例(4例)

例13|発達障害(就労後に判明)・一人暮らし・就労定着支援

長期目標:特性に合った仕事の進め方(指示のメモ化・優先順位の確認)が職場で定着し、残業なしで勤務を続けている。 短期目標:定着支援員と一緒に、迷いやすい業務を1つ選んで自分用の手順書をつくる。

例14|発達障害(感覚過敏)・家族同居・B型(在宅併用)

長期目標:在宅作業と通所を組み合わせ、月◯回はイヤーマフを使って事業所内でも作業できるようになる。 短期目標:週◯回の在宅作業を納期どおり仕上げ、月◯回の短時間通所を試す。

例15|発達障害(20代)・家族同居・自己理解の段階

長期目標:「なぜ疲れるのか」を自分の言葉で説明でき、無理のないペースで就労移行支援に通い始めている。 短期目標:疲れた日とその前後の出来事を記録し、月◯回の面談で疲れのパターンを支援者と整理する。

例16|自閉スペクトラム症・グループホーム・予定変更への対応

長期目標:予定変更があっても、スケジュールボードで確認すれば落ち着いて次の行動に移れることが増えている。 短期目標:毎朝、世話人とその日の予定をボードで確認してから通所に出発する。

身体障害・難病の文例(5例)

例17|身体(脊髄損傷・車いす)・一人暮らし・居宅介護

長期目標:朝夕の身体介護を利用しながらアパートでの一人暮らしを続け、皮膚トラブル等による入院なく1年過ごせている。 短期目標:ヘルパーと一緒に皮膚状態のチェックを毎日行い、異変があればその日のうちに訪問看護へ連絡する。

例18|身体(中途視覚障害)・家族同居・自立訓練(機能訓練)

長期目標:白杖歩行で自宅から最寄り駅までの道を1人で往復できるようになる。 短期目標:週◯回の歩行訓練を続け、自宅から近所のコンビニまでの道を訓練士と一緒に歩く。

例19|高次脳機能障害・独居・自立訓練(生活訓練)

長期目標:メモとアラームを使って1日の日課を自分で進め、家事と通所を両立できている。 短期目標:外出前の持ち物確認をチェックリストで行い、忘れ物で引き返す回数を減らす。

例20|難病(進行性・常時介護を要する)・家族同居・重度訪問介護

長期目標:病状の進行に合わせて介助を受け入れながら、住み慣れた自宅での生活を続けている。 短期目標:入浴時の見守りを週◯回受け入れ、「自分でやりたいこと」と「任せること」を訪問時に支援者へ伝える。

例21|身体(聴覚障害)・一人暮らし・意思疎通支援

長期目標:手話通訳と筆談アプリを使い分けて、役所や病院の手続きを1人で済ませられるようになる。 短期目標:月◯回の手続き外出に合わせて、意思疎通支援の派遣を自分で申し込む。

障害児の文例(5例)

児童発達支援・放課後等デイサービスなど障害児通所支援では、児童福祉法に基づく障害児支援利用計画(サービス等利用計画に相当)を作成します。目標欄の考え方は共通なので、以下も同じ型で書けます。

例22|児童(自閉スペクトラム・未就学)・児童発達支援

長期目標:集団活動に30分参加できる日が増え、就学に向けた集団生活の土台ができている。 短期目標:好きな遊びを入り口に、朝の会に◯分間席に座って参加する。

例23|児童(学習障害・小学生)・放課後等デイサービス

長期目標:自分に合ったやり方(音声教材・タブレット)で宿題に取り組み、「読めた」「できた」と言える経験が積み上がっている。 短期目標:放課後等デイで週◯回、音読の個別課題に10分間取り組む。

例24|児童(医療的ケア児)・家族同居・児童発達支援

長期目標:体調を崩さず児童発達支援に通い続け、家族以外の支援者と過ごせる時間が週◯回確保できている。 短期目標:看護職員の見守りのもと、母の付き添いなしで午前の活動に参加する。

例25|児童(発達障害・中学生)・放課後等デイサービス

長期目標:学校と家庭以外に安心して話せる場所があり、進路について自分の希望を言葉にできるようになっている。 短期目標:週◯回の通所で好きな活動を介してスタッフと過ごし、帰り際にその日の気持ちを一言話せる日を増やす。

例26|児童(知的・特別支援学校高等部3年)・卒業移行期

長期目標:卒業までに本人と家族が納得して進路先を決め、春から新しい日中の場に通い始められる状態になっている。 短期目標:B型と生活介護をそれぞれ◯回ずつ見学・体験し、感じたことをスタッフに伝える。

高齢期・複合ケースの文例(4例)

例27|8050世帯(高齢の親と同居する精神障害の本人)

長期目標:親と離れて過ごす経験を重ね、月◯回の短期入所で外泊できるようになっている。 短期目標:短期入所の見学と日帰り利用から始め、なじみの職員がいる日に1泊を試す。

例28|知的(高齢期・体力低下)・グループホーム・生活介護

長期目標:体力に合わせて活動量を調整しながら、なじみの生活介護への通所を続けている。 短期目標:通所日を週◯日に見直し、午後は休憩を取りながら好きな活動だけに参加する。

例29|精神障害+生活習慣病・独居・居宅介護+訪問看護

長期目標:精神科と内科の通院を続けながら、食事と服薬の自己管理で検査の数値が安定している。 短期目標:ヘルパーと週◯回、野菜を使った夕食を一緒に作り、間食をノートに記録する。

例30|重症心身障害(成人)・家族同居・生活介護+短期入所

長期目標:健康状態を保ちながら生活介護で好きな音楽活動を楽しめており、家族も月◯回の休息を取れている。 短期目標:週◯日の通所で看護職員の健康チェックを受けながら、午後の音楽活動に参加する。

「支援目標」欄への展開例(2例)

長期・短期目標が決まったら、優先順位ごとの表では課題(ニーズ)単位に支援目標・達成時期へ展開します。ここで主語は本人から支援側に切り替わります。上の文例から2ケースを展開してみます。

展開例A|例02のケース(知的・GH・金銭管理)

解決すべき課題(本人のニーズ):「給料日前にお金が足りなくなる。自分でやりくりできるようになりたい」 支援目標:本人が1週間に使える額を把握して買い物できるよう、週分け・記録の金銭管理の仕組みをグループホームと一緒に整える 達成時期:◯か月後 課題解決のための本人の役割:買い物のレシートを財布に残し、金曜の振り返りでスタッフに見せる

展開例B|例09のケース(精神・独居・不調サイン)

解決すべき課題(本人のニーズ):「調子を崩すと誰にも言えないまま動けなくなる。そうなる前に助けを求めたい」 支援目標:不調のサイン(睡眠・食事の変化)を本人と支援チームで共有し、サインの段階で本人が発信できる連絡先と手段を確保する 達成時期:◯か月後 課題解決のための本人の役割:体調メモを毎日1行つけ、訪問看護の訪問時に見せる

このように、長期・短期=本人が到達する状態、支援目標=そこへ届くために支援側が課題ごとに実現すること、と主語で書き分ければ、3つの欄が重複せずにつながります。


提出前チェック——3つだけ確認する

書き上げたら、提出前に次の3点を確認してください。

  1. 半年後に◯×で判定できるか——長期・短期目標に数字(週◯日・月◯回)か具体的な場面・行動が入っているか。入っていなければ、モニタリングの達成度欄(書き方はこちら)で必ず行き詰まります
  2. 主語がねじれていないか——長期・短期の主語は本人か。サービス名や「〜を支援する」が目標になっていないか。支援側の目標は支援目標欄に書けているか
  3. 階段になっているか——短期目標を積み上げると長期目標に届くか。短期目標の達成時期が次のモニタリング時期と対応しているか

目標欄は、本人(障害児では保護者)が同意して受け取る計画の中で、本人がいちばん「自分のこと」として読む場所です。アセスメントで聞き取った本人の言葉(アセスメントシートの書き方も参照)が目標に反映されているか、最後にもう一度だけ読み返してください。


参考資料

本記事は2026年7月時点の一般的な考え方と国の様式例(様式2-1)・サービス等利用計画作成サポートブックを基にしています。様式・記載要領・運営指導の重点は自治体により異なります。実際の記載は、事業所所在地の市町村・都道府県の公式情報をご確認ください。

よくある質問

長期目標・短期目標の期間はどのくらいに設定する?

国の様式例や省令は、長期目標・短期目標の期間を固定していません。実務の目安としては、厚生労働省の推進事業で作成された相談支援の実務テキスト「サービス等利用計画作成サポートブック」が「長期目標は半年から1年をめど」「短期目標はモニタリング頻度も視野に入れ、直近から3か月までをめど」としており、実務の目安として広く参照されています。大事なのは年数そのものより、短期目標の達成時期が次のモニタリング時期と対応していることです。自治体の手引きで目安が示されている場合はそちらに合わせてください。

支援目標と長期目標・短期目標は何が違う?

主語が違います。長期目標・短期目標は「本人が到達する状態」で、主語は本人です。一方、優先順位ごとの表にある支援目標欄は、解決すべき課題(本人のニーズ)を相談支援専門員の立場から捉えなおした「支援にかかわる側からの目標」で、長期・短期目標をさらに課題ごとに細分化したものです。長期・短期欄に「〜を支援する」と書いてしまうと主語が支援者に転倒するので、支援側の動きは支援目標欄と福祉サービス等欄に書き分けます。

本人の意向が「特にない」「今のままでいい」とき、目標はどう立てる?

現状維持も立派な目標になります。ただし「現状を維持する」とだけ書くと達成度が測れないので、「何が続いていれば維持できていると言えるか」を具体化します。たとえば「週◯日の通所が続いている」「体調を崩して連続で休む週がない」のように、続いてほしい事実を数字と場面で言い切れば、変化を求めない目標でもモニタリングで判定できます。意向欄に残した本人の言葉(「今の事業所に通い続けたい」等)から拾うと、本人不在の目標になりません。

この記事は参考になりましたか?

施設への問い合わせ対応を自動化するAIチャット『kotae.chat』もTaffyが運営しています →